習総書記、内蒙古を視察し砂漠化対策座談会を開催

2023-06-07 10:36:26  CRI

 習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席はこのほど、内蒙古自治区バヤンノール市を視察し、砂漠化の総合対策と「三北(中国の西北・華北・東北地域の防護林)」などの重点生態プロジェクトの建設推進に関する座談会を主宰し、重要談話を発表しました。

 習総書記は、「この2年、気候変動の異常な影響を受け、北方地域では砂嵐の発生日数が増えている。砂漠化防止と防風治砂活動の情勢は依然として厳しい」と指摘しました。

 習総書記はその上で、「2021~2030年は『三北』プロジェクトの第6期プロジェクトの建設期間であり、砂漠化防止対策の成果を打ち固め、さらにその成果を拡大する重要な時期であり、『三北』プロジェクトの質の高い発展を推進するカギとなる時期だ」と強調し、約10年の時間をかけて、「三北」プロジェクトを機能の完備した、北部の堅実なグリーン長城、生態安全障壁にすることを目指すとの考えを示しました。

 また、砂漠化防止対策をめぐる国際協力について、「『国連砂漠化防止条約』を履行し、世界の砂漠化環境対策に積極的に参加すると同時に、周辺諸国との協力を重点的に強化し、『一帯一路』共同構築を推し進める各国の砂漠化防止の取り組みを支持し、各国との政策対話や情報の共有を促し、砂嵐と悪天候に共同で対応していきたい」と強調しました。(ZHL、藤井)

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