米国は南海情勢緊迫化の黒幕=中国代表

2023-06-03 17:37:24  CRI

 現地時間3日、シンガポールでシャングリラ対話に出席した中国の代表らはブリーフィングを行いました。南海問題について、中国共産党中央軍事委員会連合参謀部の景建峰副参謀長は「近年、米国は南海問題に相次いで手を出しており、これを機にほかの国を抑圧している。これは地域の国々が平和と発展を求め、安定を確保する願いにまったく背いている」と述べました。

 中国は南海諸島と付近の海域に対し、議論の余地がない主権を持っています。中国が持つ南海の主権と権益は長期的な歴史のプロセスに成り立ったもので、国連海洋法条約を含む国際法に一致しています。南海仲裁案のいわゆる採決は不法で無効であるため、中国は受け入れられず、承認できません。中国は南海問題の平和的な解決を主張し、終始当事国と歴史、事実、国際法を尊重する上で対話で解決することに取り組んでいます。また、中国は地域諸国が南海問題を解決する能力、自信、知恵を持っていると信じており、他国が介入する必要はありません。

 景副参謀長は「米国こそ南海情勢をエスカレートさせている黒幕だ。近年、米国は艦艇や飛行機を派遣し挑発行為を行っている。また、いわゆる航行の自由を名目に軍事基地を増設し、南海地域における存在感を増している。米国はより多くの安全リスクと危機をもたらすだけだ」と述べました。(殷、CK)

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