中国で若者の喫煙率は低下 電子たばこの使用率は上昇

2023-05-31 14:13:53  CRI

 5月31日は世界禁煙デーです。中国での今年の世界禁煙デーのテーマは「無煙が成長をまもる」です。

 国家衛生健康委員会によれば、中国では近年、たばこ規制が順調に進んでいます。2018年には26.6%だった15歳以上の喫煙率は、2020年には25.8%に低下しました。「健康中国2030計画」は、価格、税金、法律などを通じてたばこ規制の効果を高め、屋内の公共の場での完全禁煙を徐々に実現することを掲げています。また、2030年までに15歳以上の喫煙率を20%に低下させる方針です。

 中国疾病予防コントロールセンターによれば、調査データは中国で若者の喫煙率はやや低下した一方で、電子たばこの使用率は上昇していることを示しています。2021年時点では電子たばこを使用した青少年が16.1%で、過去の調査よりもやや増加しました。思春期の若者が電子たばこを使用すれば注意力や勉強、メンタルなどの面に影響を及ぼすという研究結果もあります。

 中国疾病予防コントロールセンターの責任者は、「若者をたばこによる危害から遠ざけて健やかに成長させるために、無煙社会の雰囲気を作り出し、若者の間で無煙の理念を確立し、無煙環境を受け入れるために様々な措置を講じる」と述べました(hj、鈴木)

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