中国の有人宇宙船「神舟16号」打ち上げ 宇宙飛行エンジニアと荷重専門家が「デビュー」

2023-05-30 13:19:28  CRI

「神舟16号」の乗組員(左から桂海潮氏、景海鵬氏、朱楊柱氏)

 中国の有人宇宙船「神舟16号」が30日午前9時31分に打ち上げられました。中国有人宇宙事業弁公室によると、「神舟16号」有人宇宙飛行のミッションは、宇宙ステーションの活用・発展段階における初の有人飛行ミッションであり、中国の宇宙飛行士第3陣にとっても初の飛行ミッションとなります。

  「神舟16号」の乗組員は指令長の景海鵬氏、宇宙飛行エンジニアの朱楊柱氏、荷重専門家の桂海潮氏の3人で構成されており、中国の宇宙飛行士チームの「新メンバー」である宇宙飛行エンジニアと荷重専門家にとっては、これが「デビュー」となります。

 宇宙飛行士の景海鵬氏と宇宙飛行エンジニアの朱楊柱氏は宇宙飛行士大隊の出身で、主に宇宙船の操縦と管理、および関連する技術試験の実施を担当します。荷重専門家の桂海潮氏は北京航空航天大学の教授で、科学・宇宙工学などの分野で専門的なトレーニングを受けており、豊富な操作経験を有しています。主に宇宙科学実験荷重の軌道上での操作を担当します。

 有人宇宙船「神舟16号」は宇宙ステーションに約5カ月滞在し、今年11月に東風着陸場に帰還する予定だということです。ミッションの主な目的は、「神舟15号」の乗組員との軌道上での交代、約5カ月間の滞在、宇宙科学・応用荷重の軌道上での実験(試験)の実施、宇宙飛行士と貨物の同時船外活動の実施、船外荷重の設置および宇宙ステーションのメンテナンスなどです。(ヒガシ、坂下)

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