中国、2030年までに月面着陸の実現へ

2023-05-29 14:38:04  CRI

 酒泉衛星発射センターで29日午前9時、有人宇宙船「神舟16号」ミッションの記者会見が開かれ、中国有人宇宙飛行事業弁公室の林西強副主任は、中国の有人月面探査事業における月面着陸段階のミッションがスタートしていることを明らかにしました。

 林副主任によりますと、中国の有人月面探査事業の目標は2030年までに中国人として初の月面着陸を実現し、月の科学調査や関連技術の実験を行うことにあります。また、地球と月の間の有人往復飛行、月面での短期滞在、人と機械による共同探査などの重要な技術面での克服と掌握を目指しています。さらに、「着陸、巡回、採集、研究、帰還」などマルチタスクのミッションを達成することによって、中国独自の有人月面探査能力を構築することを目指しています。

 中国有人宇宙事業弁公室は、次世代有人打上げ用ロケット(長征10号)、次世代有人宇宙船、月面着陸機、月面着陸服などの開発や、新規打上げセンター建設に関連した打ち上げ施設・設備などのテストに関する研究開発と建設作業を全面的に開始しています。(朱、坂下)

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