中国初 二つの異なる高速鉄道特大橋が同時回転に成功

2023-05-24 17:06:40  CRI

回転前

 

回転後

 中国中部で敷設工事が進められている荊荊高速鉄道(荊門~荊州)の工事現場で、このほど荊門特大橋の梁(はり)の回転架設と、隣り合う滬渝蓉高速鉄道(上海~重慶~成都)上の太白集特大橋の梁の回転架設工事が同時に行われました。架設作業は焦柳鉄道(河南省焦作市~広西チワン族自治区柳州)を無事にまたぎ越え、それぞれの連結を完了しました。二つの異なる高速鉄道特大橋を同時に無事に回転させる工事は、中国では今回が初めてです。

 今回の工事現場は、中部の湖北省荊門市内で、二つのT型連続梁の重量は合わせて1万3000トン、回転の角度は50度で、長さはいずれも112メートルです。上部構造の工事により、焦柳鉄道を走る列車の安全走行に影響が出るのを避けるため、バランス回転工法が採用されました。すなわち、まず鉄道線路の片側でコンクリ打ちを行って連続梁を作っておき、その後に連続梁を回転させて予定した位置に付け、二つの大橋それぞれ下の線路をまたがせます。

 荊荊高速鉄道と滬渝蓉高速鉄道は中国の高速鉄道網の重要な一部分で、荊門西駅で交差します。設計時速はいずれも350キロです。荊荊高速鉄道は全長77.6キロメートルで、荊門西駅、十里舗駅、荊州駅(拡張)の3駅があります。滬渝蓉高速鉄道は総延長2100キロメートルで、上海市、江蘇、安徽、湖北、重慶、四川など六つの省と市を経由します。(朱、坂下)

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