北京
PM2.577
23/19
中国のティー専門店「喜茶(HEYTEA)」とフランスの企業グループLVMH傘下のイタリアのファッションブランド「フェンディ(FENDI)」とのコラボが最近、中国のSNSでトレンド入りしています。
喜茶とフェンディのコラボによる特製ドリンク
喜茶とフェンディのコラボによる特製ドリンクは1杯19元(約380円)で、1度に2杯注文すれば関連グッズ(バッジとコースターのどちらか一つ)がもらえます。この特製ドリンクの発売日には、多くの店で即完売となり、北京のある百貨店では商品の受け取り待ちが一時600杯を超えたということです。
中国の食品産業のアナリストは、「中国の茶飲料の新鋭で、自身を茶飲料の高級ブランドとも位置づけている喜茶がフェンディとコラボすることは喜茶の国際化に非常に大きなメリットがある。今回のコラボから、フェンディの中国市場への重視もみられる」と述べています。
世界のぜいたく品ブランドが中国市場で競い合う中で、現地化がその主な経営戦略とされています。1920年代に創設されたフェンディにとって、中国の若者はもちろん、中国の消費者全体の重要性も大きいとみられています。
LVMHのジャン・ジャック・ギオニー最高財務責任者(CFO)は、中国におけるファッションや皮革製品が2桁の成長を遂げているとして、今年の中国市場について非常に楽観的であると述べています。(鵬、野谷)