北京
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第76回カンヌ国際映画祭で23日に行われたレッドカーペットに、中国の女優張雨綺が3Dプリンターで作られた美しいロングドレス姿で登場し、国際ファッションシーンを魅了しました。
3Dプリンターで作られたロングドレスでレッドカーペットを進む中国人女優
現在のファッション業界においては、3Dプリント技術が新たなファッション素材として、デザイナーたちに新たな可能性をもたらしています。
今回、中国の女優がカンヌ映画祭で着用したドレスは、雲や龍など中国の伝統文化の要素をデザインに取り入れたもので、3Dプリントの優位性を十分に活かして、さまざまな形を精緻にプリントすることができるため、デザイナーたちはより豊かな想像力を発揮することができます。
デザイナーたちはコンピュータでシミュレーションを行い、一つ一つの紋様の大きさや位置、色を決めた後、それらのデータを3Dプリンターに入力してプリントします。プリントアウトされたそれぞれのパーツを組み合わせてドレスができあがります。製作には多大な時間と労力が必要でしたが、できあがった作品は見る人が息をのむほど見事なものでした。このロングドレスは3Dプリント技術の無限の可能性を示すとともに、中国の伝統文化の魅力を改めてアピールするものでした。(鵬、坂下)