中国  定年退職者の基本年金3.8%引き上げ

2023-05-23 12:33:46  CRI

 

 中国共産党中央委員会と国務院の承認を経て、人力資源社会保障部(人社部)と財政部は22日、「2023年定年退職者基本年金の調整に関する通知」を発表し、2022年末までに規定に従って定年退職の手続きを済ませ、基本年金を毎月受け取っている企業と機関・事業単位の定年退職者を対象に、2023年1月1日から基本年金を引き上げると明らかにしました。全体の伸び率は2022年の定年退職者の1人当たり基本年金より3.8%増になるとのことです。 

 人社部の担当者によりますと、今回の調整は引き続き、「定額調整」「連動型調整」「適切傾斜」を組み合わせた方法を採用します。定額調整は社会的な公平性を具現化したもので、同一地区の各種定年退職者は同じ調整標準が適用されます。連動型調整は「多く納めた人と長く納めた人が多く受け取れる」という激励メカニズムを具現化したものです。適切傾斜は重点的な配慮を具現化したもので、主に高齢の定年退職者と厳しい生活環境にある辺境地区の定年退職者などが対象です。 

 なお、2022年末時点で中国全土の60歳以上高齢者は2億8000万人を超え、全国の総人口の19.8%を占めています。うち65歳以上高齢者は2億1000万人に達し、総人口の14.9%を占めています。(朱、柳川) 

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