中国 2022年のデジタル経済規模50兆2000億元 世界2位

2023-05-23 15:13:22  CRI

 国家インターネット情報弁公室はこのほど、関係部門と連携して、2022年に国内各地域とさまざまな分野で推進された「デジタル中国」建設事業の成果をまとめました。

 これによると、2022年末現在で既に建設を終え、運用を開始している5G基地局数は、累計231万2000局、また5G利用者数は5億6100万人に達しており、全世界に占める割合はいずれも60%を超えています。また、110の都市がギガビット都市の建設基準に達しており、ギガビット級光ファイバーネットワークは5億世帯以上をカバーする能力を備えています。また、モバイルIOTデバイス数は18億4500万台に達し、世界の主要経済国の中で、率先してIOTデバイス数が5G利用者数を上回った国となりました。中国のデータセンターに設置されているラックの総数は標準的な19インチラックにして650万個以上で、ここ5年間は年平均30%を超える伸びを見せています。稼働中のデータセンターの演算能力は180EFLOPS(1EFLOPSは毎秒100京回計算する能力を表す)を上回り、世界2位となっています。さらに、テレマティクスは単独の道路上でのテストから区域での実証へと拡大されており、既に5000キロを超える道路のインテリジェント化整備がなされています。

 2022年の中国のデジタル経済規模は前年より名目成長率で10.3%増の50兆2000億元で、その総量は世界第2位の座を維持し、国内総生産(GDP)に占める割合は41.5%まで上昇しています。(朱、坂下)

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