北京
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ベンガルトラの子の飼育風景
中国南西部の重慶市永川区にある動物園で、出産直後に母親に捨てられたベンガルトラの子5頭が飼育員の心を込めた世話で奇跡的に生き残り、まもなく生後1カ月を迎えます。
5頭の内訳はオス2頭、メス3頭で、母トラは高齢で体力が弱く、出産後にはうつ状態を示したりいらだち続けたりして、まもなく5頭の世話をやめてしまいました。赤ちゃんトラは生体反応が極めて微弱で、いつ死んでもおかしくない状態で、飼育員が人工授乳などで世話をすることになりました。
飼育員が心を込めて世話をした結果、5頭の子トラは元気に育ちました。体重は3キロで、やや小さいトラも2.5キロ程度です。
5頭のトラは生後1か月未満であるために、今も恒温保育室にいます。飼育員によると、生まれてから1カ月経てば屋外に出られるようになり、その時になれば来園者との対面も検討するとのことです。(hj、鈴木)