5分間足らずで科学技術型企業が1社誕生 北京

2023-05-19 10:48:52  CRI

 先日開催された2023中関村フォーラムによると、北京では2022年、1日当たり293社の科学技術型企業が新規設立されました。この数字は2012年の3.8倍であり、平均して5分間足らずの間に1社が誕生した計算になります。国際科学イノベーションセンターである中関村はここ10年、絶え間なく発展しつづけ、北京のイノベーション創業は活気に満ちていました。

 中国で最も活力のあるイノベーションの場の一つである中関村は近年、「科学技術成果は先に使用して費用は後から支払う」などの一連の試験的な改革など大胆な試みを行うことで、イノベーションの活力を大いに引き出しました。2022年には、北京市における人口1万人当たりの発明特許保有件数が2012年の6.5倍の218件に達しました。技術取引契約の成約額は2012年の3.2倍の7947億5000万元(1兆5600億円)でした。

 また北京ではここ10年、留学経験のある従業員及び外国人従業員の数が年平均で12%増加しています。北京にいる世界における「論文が引用された回数の多い科学者」は2022年時点で、全世界の4.7%に相当する339人でした。ユニコーン企業の数も102社と、世界の都市の中でも上位です。2022年のハイテク産業の価値創出がGDPに占める割合は28.4%で、デジタル経済のGDPに占める割合は41.6%に上昇しました。

 中関村で設立された企業は現在、北京市以外の地域に支社など出先機構を9万カ所以上設立しており、海外の出先機関は2021年時点で2012年の1.8倍の842カ所に達しました。(Mou、鈴木)

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