世界最大の海上液化天然ガス受入ステーションが香港で試験運用

2023-05-18 13:43:53  CRI

世界最大の海上液化天然ガス受入ステーションが香港で試験運用 

 中国海洋石油集団有限公司によりますと、このほど、世界最大の海上液化天然ガス受入ステーションで、第1船からの荷下ろしとパイプラインによる輸送が成功し、試験運用段階に入りました。この受入ステーションは香港液化天然ガス(LNG)プロジェクトに属しており、運用開始後は香港のクリーンエネルギー発電比率を大幅に高め、広東、香港、マカオグレーターベイエリアのエネルギー構造の最適化につながるとされています。

 香港LNGプロジェクトはLNG受入ステーション1基、ダブルバース海上埠頭一つと海底パイプライン2本を含む、近年では香港特別行政区の最大規模の海上エネルギーインフラ建設プロジェクトです。LNGは埠頭でLNGタンカーから荷下ろしされた後、貯蔵と再ガス化が行われ、海底パイプラインを通して香港の2カ所の大型発電所に送られて、香港にクリーンな発電燃料を安定的に供給し、広東・香港・マカオグレーターベイエリアのグリーンで質の高い発展をサポートします。

 香港LNG受入ステーション埠頭は、世界初の陸から離れた全鋼構造の海上ダブルバース受入ステーション埠頭で、世界最大の浮体式LNG貯蔵再ガス化設備(FSRU)またはLNGタンカー2隻が同時に停泊し、作業を行うことができます。埠頭の設計耐用年数は50年で、通常の海上LNG受入ステーションの2倍以上であり、最大2400トンの船舶の接岸時の衝撃に、年間延べ490万回耐えることができるということです。(閣、坂下)

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