習主席 陝西省の活動報告を聴取し重要談話を発表

2023-05-17 21:17:07  CRI

 

 習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は陝西省西安市で17日、中国・中央アジアサミットの前に中国共産党陝西省委員会と陝西省政府の活動報告を聴取し、重要談話を発表しました。

 習主席は、陝西省が経済の立ち遅れから脱却し、他を追い抜くには、科学技術革新の強化と現代化産業体系の構築によって新たなブレークスルーを成し遂げる必要があるとして、自身の産業基礎と資源の独自性に立脚し、発展の力点を実体経済に置くことを堅持し、優位性を持つ伝統産業の地位を固めると同時に、新分野、新サーキットを切り開き、競争の新たな優位性を育成しなければならないとの考えを示しました。

 習主席はまた、「社会主義現代化国家を全面的に建設し、共同富裕を着実に推進するための、最も困難で過酷な任務は依然として農村にある。都市と農村の格差縮小を続けなければならない」と強調しました。

 習主席はさらに、発展方式のグリーン・低炭素へのモデル転換に力を入れ、生態文明(エコ文明)建設のレベルを引き上げる必要があると指摘した上で、黄河流域の生態系保護を陝西省の質の高い発展の基準とし、母なる川である黄河をしっかりと守ること、秦嶺の常態化・長期化された保護体制の健全化を進め、中国の『中央給水塔』をしっかりと守ること、南水北調中央ルートプロジェクトの水源地保護を強化すること、経済・社会発展のグリーン化、低炭素化を推進し、産業構造、エネルギー構造、交通運輸構造、土地使用構造の調整を加速させ、エネルギー産業のグリーン転換を促進し、炭素のピークアウトとカーボンニュートラルを積極的かつ穏当に推進すること、全面的な節約戦略を実施し、グリーン消費の提唱に力を入れ、資源の節約・集約型利用を推進していくことなどを求めました。

 その上で、「対内開放と対外開放の拡大に力を入れ、新たな発展構造により積極的に溶け込み、その構築に貢献し、『一帯一路』の共同建設という大きな枠組みにより深く溶け込まなければならない」と強調しました。

 なお、習主席は16日午後、陝西省に向かう途中で塩の採掘と商売で知られる山西省運城市に立ち寄り、運城塩湖と運城博物館を視察しました。(ヒガシ、謙)

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