中国が初の降水観測衛星写真を発表

2023-05-16 13:39:02  CRI

 中国初の小傾斜角軌道を周回する降水観測衛星風雲3号Gが初めて撮った写真が15日に発表されました。写真は搭載された機器6台によるもので、この雨雲の三次元階層図は、降水災害の観測や予報に役立つ見込みです。

風雲3号Gが撮影した5月7日午後4時35分時点の中国南部海南島と広東省陽江市上空付近の雨雲の三次元構造

 風雲3号Gは、業務に使用する降水量計測レーダー、マイクロ波画像形成機、中解像度スペクトル画像形成機、ナビゲーション衛星探測機の4機器以外に、試験用として近赤外線偏光多角度画像形成機、高精度スケラーの2機器を搭載しています。

 風雲3号Gは4月16日に、中国北西部のにある酒泉衛星発射センターで打ち上げられました。風雲3号Gは米国と日本が共同で打ち上げた降水量測量測定のための衛星に続く、3基目の国際的な降水量測量衛星です。(殷、鈴木)

ラジオ番組
KANKAN特集