北京
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工業情報化部によると、中国が主導して制定した民間無人航空機分野の国際規格ISO 4358:2023「民間多回転翼無人航空機システム試験方法」とISO 24352:2023「軽小型無人航空機用電動エネルギーシステム技術要求」がこのほど発表されました。これまで、中国が主導して制定発表した無人航空機分野の国際基準は4項目に上り、制定中の国際基準は9項目あります。
「民間多回転翼無人航空機システム試験方法」は民間多回転翼無人航空機システムおよび部品の試験方法を規定し、民間多回転翼無人航空機システムおよび部品の設計、製造、検査、認証に適用し、多回転翼無人航空機の開発生産作業に基準を定めています。また、「軽小型無人航空機用電動エネルギーシステム技術要求」は、軽小型無人航空機用電動エネルギーシステムの技術要求と試験方法を規定し、軽小型無人航空機用電動エネルギーシステムの開発、生産と試験の参考となるものです。
2023年5月13日、杭州アジア大会の卓球競技場で、ドローンによるライトショー
今回発表された二つの国際基準は、国際標準化機構(ISO)の「航空機および宇宙機」に関する技術委員会(TC20)における「無人航空機システム」の分科委員会(SC16)が2020年9月に立ち上げたもので、中国の無人航空機システム標準システム構築の重要な構成部分でもあります。(閣、野谷)