北京
PM2.577
23/19
中国とエクアドルは11日、自由貿易協定(FTA)に正式に調印しました。これはエクアドルとアジアの国が締結した初の自由貿易協定になります。
商務部の責任者によりますと、中国・エクアドルFTAは貨物貿易の関税譲許、税関手続きと貿易の利便化、投資協力などの面で互恵的な取り決めをしたということです。
FTAの関税譲許については、中国とエクアドルがそれぞれ税品目の90%に対する関税を撤廃することになっていますが、そのうちの約60%の税品目は協定発効後即時関税撤廃になります。
中国がゼロ関税を導入する製品は、エクアドルの主な輸出品を全面的にカバーしています。協定発効後、エクアドル産のバナナ、白エビ、魚、フィッシュオイル、生花、ドライフラワー、ココア、コーヒーなどが中国市場に進出する際の関税は現在の5‐20%から段階的にゼロに引き下げられます。
これと同時に、エクアドルも中国の主な輸出品を対象にゼロ関税を適用します。協定発効後、中国製のプラスチック製品や化学繊維、電気設備、自動車および部品など、多くの製品がエクアドル市場に進出する際の関税は現在の5‐40%から段階的に削減・撤廃されることになっています。(ZHL、CK)