秦剛国務委員 コロンナ仏外相と会談=パリ

2023-05-11 16:59:28  CRI

 秦剛国務委員兼外交部長は現地時間10日、パリでフランスのコロンナ外相と会談しました。 

 秦外交部長は、「中国はフランスと共に、両国元首が合意した重要な共通認識を着実に実行に移し、さまざまな分野での交流・協力の推進を加速していきたい。中国は一貫して欧州連合(EU)を包括的な戦略的パートナーと見なしており、中国・EU関係はいかなる第三者をもターゲットとせず、いかなる第三者にも依存せず、また拘束もされないと主張している。中仏、中国・EUは双方向の開放を拡大する中で、ウィンウィンの協力を実現し、より安定し、相互に信頼し合う中国EUサプライチェーン・パートナーシップを構築すべきだ」と述べました。

 コロンナ外相は、「仏中関係は極めて重要であり、両国の元首は既に方向性を明確にしている。双方は共に努力して、両国関係のさらなる発展を推進すべきだ」と述べた上で、「フランスは中国との経済関係を重視している。この関係は相互に依存し合い、互恵ウィンウィンであり、相互に補完し合い、開放的かつ透明なものでもあると考えている。フランスは陣営対抗には関与せず、各国は調和して共存し、共に発展すべきものだ。中国は世界の平和と安定のために重要な役割を果たしており、フランスはウクライナなどの重大な国際・地域問題について、中国との意思疎通を強化し、より多くの共通点を見いだしたい」と述べました。

  秦外交部長はまた、ウクライナ問題における中国の立場と取り組みを紹介しました。

 なお、秦外交部長は同日、フランス大統領の外交顧問であるエマニュエル・ボヌ氏とも会談し、中仏関係やウクライナ危機などについて意見を交換しました。(Yan、坂下)

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