アフガニスタン・タリバンが「東トルキスタン・イスラム運動」テロ活動を容認しないと書面で約束　中国外交部が高く評価

　外交部の汪文斌報道官は10日の定例記者会見で、第5回中国・アフガニスタン・パキスタン3国外相対話の共同声明について、「アフガニスタン暫定政権が関係した初の多国間文書だ。タリバンは初めて『東トルキスタン・イスラム運動』などの勢力のテロ活動を容認しないと書面で約束した。中国・アフガニスタン関係の次の段階の発展および地域のテロ対策安全協力の推進に重要な意義を持つ」と評価しました。

　汪報道官はさらに、「中国はアフガニスタンの伝統的な友好的隣国であり、アフガニスタンが国際社会から排除されるべきではないと一貫して認識している」と説明しました。

　汪報道官は「アフガニスタン国民の利益と幸せは関心を持たれてしかるべきだ。アフガニスタンの平和と復興のプロセスを支援し、アフガニスタンの主権と領土保全を尊重せねばならない」と述べ、「われわれはアフガニスタン暫定政権が正しい方向に向けて堅実な一歩を踏み出し、適切な努力によって国際社会の理解と信頼を得て、アフガニスタンが隣国との友好善隣関係をさらに緊密にし、国際社会に溶け込むために有利な条件をつくり出すことを希望する」と述べました。（ヒガシ、鈴木）