上海空港連絡線シールドトンネルが貫通

2023-05-10 12:55:49  CRI

 上海軌道交通市域線空港連絡線第11区間シールドトンネルがこのほど、さまざまな技術的難題を解決して貫通し、検収をクリアしました。同プロジェクトは、プロジェクトビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、人工知能(AI)などの技術を応用し、大直径シールドマシンの掘進において「人力をメインに、スマート機器で補助」というやり方から「スマート機器をメインに、人力で補助」への産業アップグレーディングを初めて実現しました。 

△上海空港連絡線シールドトンネルが貫通 

 上海軌道交通市域線空港連絡線は全長68.6キロで、うち第11区間トンネルの長さは4721メートルです。同プロジェクトは、国内初の国有鉄道網と連結する市域鉄道のモデル事業で、中国鉄道工程集団トンネル局が建設を請け負ったものです。同局は近年、トンネルのスマート建設の研究に力を入れており、同区間の地質構造の不確実性やプロセス変動などによりシールドマシンの役割発揮が制限される状況に対し、国内外の603の重点プロジェクトのデータを集めて、中国初のシールドTBMプロジェクトビッグデータプラットフォームを開発し、スマート掘削や組立、診断を含めたシールドトンネルスマート建設システムを構築しました。 

 このスマート建設システムは、上海空港連絡線第11区間トンネルでの応用において、設備の利用率が10%向上し、施工組織の効率が16%向上することを証明し、14メートル級シールドマシンが1日当たり32メートル掘進できるという業界最高記録を更新しました。(ZHL、柳川) 


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