秦剛外交部長、ドイツ、フランス、ノルウェーを訪問＝外交部

　外交部の汪文斌報道官は8日、定例記者会見で「秦剛国務委員・外交部長がドイツのベーアボック外相、フランスのコロンナ外相、ノルウェーのウィットフェルト外相の招きに応じて、5月8日から12日まで、ドイツ、フランス、ノルウェーを訪問する」と明らかにしました。

　記者の、ベーアボックドイツ外相が先月中国を訪問したばかりであり、1カ月を経ずして秦外交部長がドイツを訪問するのには特段の理由があるのかとの質問に、汪報道官は「中国とドイツは共に国際的な影響力を持つ大国である。国交樹立以来50年間、中独は常に相互尊重と互恵ウィンウィンを堅持し、中独協力を推進してきただけでなく、中国と欧州の関係発展をリードしてきた。今回の訪問では、ドイツ側と連携して中独の全方位に渡る戦略的パートナーシップの健全で安定した発展を促進していく」と述べました。

　また、秦外交部長のフランス訪問について汪報道官は「今回の訪問では、秦剛国務委員はフランス側と中仏の包括的戦略パートナーシップを新たな段階に引き上げることについて踏み込んだ意見交換を行う。2024年の中国とフランスの国交樹立60周年及び中仏文化観光年に向けた準備を機に、フランスのコロンナ外相と中仏ハイレベル文化交流メカニズムについて協議を行う予定だ」と述べました。

　秦外交部長のノルウェー訪問について、汪報道官は「中国とノルウェーは来年、国交樹立70周年を迎えることから、中国は今回の訪問を通じて、新時代における中国とノルウェーの関係を着実に新たな段階に引き上げるべく推進することを期待している」と指摘しました。（hj、坂下）