「無人機蜂群」技術コンテスト 北京で開催

2023-05-08 13:18:25  CRI

 中国航空学会、北京航空航天大学、南京航空航天大学の共催による国際無人機蜂群技術コンテストが7日、北京市内で開催されました。同コンテストでは20余りの参加チームが無人機群の自主捜索、追跡・識別、協働行動などの課題を巡って競い合いました。

コンテスト会場の様子

 無人機蜂群技術とは、多くの無人機に編隊を組ませて、自主的かつ協働して任務を遂行させる技術です。競技会場では、参加したドローン6機が素早く離陸し、会場に設置された樹林などの障害物を各機が通り抜けた後、編隊を組んで飛行し、空中で動く障害物を回避することに成功しました。ドローン群は捜索救助エリアに到着すると、自ら協同捜索を展開し、障害物の下にいる「動くダミー」を探し、「ダミー」の動作を認識することで、「要救助者」の人数と位置を判断しました。これらの一連の複雑な動作は、すべてドローンに搭載されたシステムにより自動的に遂行されました。

 今回のコンテストは災害発生時の救援が課題であり、無人機蜂群が自ら障害物を回避し、自ら捜索と識別を行い、複雑な環境にある目標の状態を協同して感知する能力が試されました。今後の地震時の救援では、ドローンが被災地を全面的にカバーし、災害救援能力を大幅に向上させることができるとのことです。(Yan、鈴木)

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