中央広播電視総台 パリ五輪のメイン中継局に

　5月6日、オリンピック放送機構（OBS）と中央広播電視総台（チャイナ・メディア・グループ/CMG）は北京で協力覚書に調印し、CMGはパリ五輪のメイン中継局として正式に認められました。双方はまた、長期的な協力メカニズムを構築し、オリンピック精神の広範な普及を促進していきます。この契約には、国際オリンピック委員会のバッハ会長、中国共産党中央委員会宣伝部の副部長、CMG台長の慎海雄氏が立ち会いました。

　慎海雄氏は、「CMGは国際オリンピック委員会にとって頼りになる良きパートナーだ。CMGはパリ五輪のメイン中継事業者の一つとして、体操、卓球、バドミントン、スポーツクライミングの4競技の国際中継用の公共信号の制作を担当する。また、2000人を超える制作・中継チームを派遣し、世界トップクラスのスポーツイベントの制作・放送能力と『5G+4K/8K+AI』技術を駆使して、世界の数億人の視聴者に向けて、比類なき五輪の祭典をお届けする。『国際オリンピック委員会はCMGに任務を与えた。CMGは世界に素晴らしい感動を返すだろう！』」と述べました。

　バッハ会長は、この覚書はCMGにパリ五輪の4競技の国際信号を制作する権限を与えるものだと述べています。

　双方はさらに、長期的な協力体制の構築を模索し、大型スポーツイベントの中継制作技術の革新、人材育成、プラットフォームの構築などでの協力を展開するための協力覚書にも調印しました。（帥、MN）