北京
PM2.577
23/19
「56の民族、56輪の花」
担当:孟群
今日はチベット族の叙事詩「ケサル王伝」やチベット絵画の「タンカ」、ポタラ宮などをご紹介いたします。
中国語版「ケサル王伝」より
「ケサル王伝」は約1000年前のものと推定され、勇猛な王ケサルと彼が治めたと言われている伝説の国家リン王国について語られるもので、チベットおよび中央アジアにおける主要な叙事詩です。
さて、チベット自治区の中心地、ラサ市は古くから吐藩の中心地で、ここにあるポタラ宮などの建物は、歴史的な遺跡群として世界遺産に登録され、1994年に登録されたポタラ宮、2000年に登録された大昭寺、2001年に登録されたノルブリンカがあります。これらのチベット様式の建物は、チベット自治区だけでなく中国のほかの地域でもその影響が見られ、中国最後の封建王朝である清の王朝が河北省の承徳に建てた夏の行宮・避暑山荘はポタラ宮を参考に設計したとのことです。