複数の投資機関が中国経済の見通しを楽観する発表 期待感高まる

2023-05-06 11:57:17  CRI

 コロナ禍によるダメージから急速な回復を続けている中国経済に対して、海外の投資家からの投資の意欲が高まっています。ここ数日、複数の投資機関が中国経済の見通しを楽観する発表を行っています。

 国際金融グループのゴールドマン・サックスは、最新の研究報告の中で「中国のメーデー連休における旅行・観光業の驚異的なデータと、依然として堅調な4月のサービス業購買担当者指数との相乗効果により、今後数カ月間の消費とサービス業の回復が続くことが予想される」と示し、中国の経済成長率が6%に達するという今年の予測を維持するとしました。

世界最大の資産運用会社・ブラックロックは、今年の中国の経済成長率は6.1%になると予測するとともに、「各政策の後押しを持続的に受けながら、中国経済の内生的原動力は絶えず改善されていくだろう」との見方を示しました。

 ブラックロックで中国経済に関するチーフエコノミストを務める宋宇氏は、「メーデー連休中、旅行・観光のニーズが一気に解放され、消費マインドがさらに回復した。これが経済回復の加速を促しており、経済回復の期待は国民の消費マインドの回復を後押ししている。両者はすでに好循環を形成しつつある」と述べました。

 世界的な金融機関グループであるモルガン・スタンレーの華鑫基金権益投資部の雷志勇副総監は、「オフライン消費の盛り上がりが飲食業の成長加速をけん引するとともに、衣料品や化粧品の販売の著しい改善も後押ししている。また、自動車や通信機器などの分野でも売上高が上昇しており、消費が経済をけん引していることが顕著に表れている」と話しました。(ミン・イヒョウ、謙)

ラジオ番組
KANKAN特集