海南省に建設中の国内初の商業用ロケット発射場 来年中に打上げ実施計画

2023-05-04 12:31:12  CRI

建設中の海南商業ロケット発射場

 中国初の商業用ロケット発射場となる海南商業ロケット発射場の建設が海南省文昌市龍楼鎮で進められています。昨年7月6日に着工したこのプロジェクトは、年内にハードウェア施設の建設を終え、来年6月に最初のロケット打上げを実施する計画です。

 同発射場はソフトウェアからハードウェア、基礎部品から完成品とシステムまで、すべての面で国産化を達成しています。また、運営情報のデジタル化、伝送のネットワーク化、応用のインテリジェント化が一体化したスマート発射場として建設されることがハイライトの一つになっています。完成後は、一つのネットワークによる「状況認識、計測・打上げ指揮、インテリジェント化された運用・保守」という効率的な管理モデルで、週に1回の打上げが可能になります。

 既存の国内4番目のロケット発射場に加えて初の商業用ロケット発射場が建設されることで、海南省文昌市では今後、宇宙産業を急速に発展させ、将来的には観光客が近距離で打上げ施設を見学できる、「宇宙+観光」といった新たな商業モデルが期待されています。(朱、坂下)

 


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