北京
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【日本編】
百花(中国題:我和媽媽的最後一年)
公開日:2023年5月12日
監督:川村元気
主演:菅田将暉 原田美枝子 長澤まさみ 北村有起哉 岡山天音 永瀬正敏
第13回北京国際映画祭・日本映画週間(4月22~29日)に出品された『百花』が、5月12日に『我和媽媽的最後一年』のタイトルで中国本土で一般公開されることが決まりました。本作は2022年9月9日に日本で公開されたもので、監督は原作者の川村元気が手掛けています。川村元気は、中国本土で絶賛上映中の新海誠監督作品『すずめの戸締まり』で企画とプロデュースを担当していたことでも知られています。『百花』は川村監督にとって初の長編映画で、先日、北京国際映画祭での上映を機に川村監督が北京入りし、舞台挨拶に臨みました。主演は昨年、中国本土で一般公開され、記録的なヒットとなった『花束みたいな恋をした』などの菅田将暉と、黒澤明作品『乱』のヒロイン役として知られ、2016年の北京国際映画祭・日本映画週間にも登場した原田美枝子が務めており、中国でも大人気の長澤まさみが共演しています。認知症により記憶を失っていく母親と、母を支える中で封印していた過去の記憶と向き合う息子の姿を描くもの。中国タイトルの『我和媽媽的最後一年(僕と母の最後の一年)』は、日本語原題とは趣向の異なる、映画の内容を強く印象付けるものとなっています。果たして、中国本土で一般公開された日本の実写映画として歴代2位、実写恋愛映画として歴代1位の『花束みたいな恋をした』の記録を超えられるのか、期待がかかります。
【洋画編】
ビースト(中国題:荒野狂獣)
公開日:2023年5月12日
監督:バルタザール・コルマウクル
主演:イドリス・エルバ イヤナ・ハーレイ リア・ジェフリーズ シャールト・コプリー
2022年に公開された米国のアクション・スリラー映画『ビースト(中国題:荒野狂獣)』が、約1年越しの中国本土一般公開を決定。アフリカ大陸の広大なサバンナを舞台に、人間への憎悪に満ちたモンスターライオンに遭遇した一家のサバイバルを描くもので、監督は『エベレスト 3D』などのバルタザール・コルマウクル、脚本は『ランペイジ 巨獣大乱闘』などのライアン・イングルが担当しています。主演は『マンデラ 自由への長い道』などのイドリス・エルバで、共演は『第9地区』などのシャールト・コプリー、イヤナ・ハリー、リア・ジェフリーズなど。日本では昨年9月に一般公開されました。(ミン・イヒョウ、梅田謙)