中国メーデー連休、観光地の敦煌市では「ラクダ渋滞」

2023-05-03 15:22:48  CRI

 4月29日から5月3日の「メーデー」連休を迎えたことで、有名な観光地である中国北西部の甘粛省敦煌市にある鳴沙山月牙泉は、改めて観光ピークを迎えました。現地では重要な交通手段として、2400頭以上ものラクダが観光区内を行き来します。このため「ラクダ渋滞」が、今年の連休の新たな現象になってしまいました。

 そこで観光区管理委員会は、観光客とラクダ隊の「せめぎ合い」を効果的に解消するために、観光区内の歩行者用通路とラクダ用通路の交差点2カ所に「ラクダ用信号」を設置し、人の流れや車の流れ、ラクダ隊の流れを秩序よく交差させて通過できるよう誘導するとともに、ラクダが下山する区間には緊急用ラクダ道を設けて、ラクダが進む際に突発事態が発生することを避け、円滑に通行できるように工夫しました。

 5月1日の鳴沙山月牙泉への観光客数は3万993人で、2023年になってからの累計では30万5210人に達しました。

 鳴沙山月牙泉観光区は観光のピークに対応するために、観光客の流れを分散させる誘導を強化しており、公安や交通、法執行、文化と旅行、月牙泉鎮など多くの関連部門や組織と連携して、観光地周辺の秩序を共同で維持し、連休中の観光客受け入れ作業が順調に進むように努力しています。(オウギ、鈴木)

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