エアバス、中国・成都にフルライフサイクルサービス会社を設立

2023-04-28 12:42:16  CRI

 

同プロジェクトのイメージ図

 エアバスは26日、中国初の航空機フルライフサイクルサービス会社を合弁企業として四川省成都市に設立しました。出資比率はエアバスが70%、ターマック・エアロセーブが20%、成都市双流区政府が10%です。関連施設は9月には完工して引き渡され、直ちに事業を開始する予定です。

 エアバスは中国の民間機市場でトップシェアを占めており、ターマック・エアロセーブは欧州最大の航空機の補修・リサイクル会社です。成都市内に設立された合弁会社は世界で唯一、航空機メーカーが運営する航空機循環利用プロジェクトであり、エアバスが欧州以外で展開する初の航空機フルライフサイクルサービスプロジェクトです。同事業は航空機のグリーン・循環型経済の新モデルを切り開いていくと見られています。

 フランスにあるエアバス本社の関係責任者によると、エアバスは航空機のフルライフサイクルサービスプロジェクトを通じて、中国での業務範囲を産業チェーン全体に広げ、部品製造、航空機の総組立・引渡し、航空機の運営から解体、高価値部品の回収など全方位的なサービスを提供します。計画によると、プロジェクトは2030年までに210億7000万元(約2兆8252億円)の産業規模を実現する見通しです。(雲、鈴木)


 

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