インドネシアジャカルタ・バンドン高速鉄道 中国製高速鉄道列車の出荷完了

2023-04-28 12:58:56  CRI

 中国からインドネシアに輸出されるジャカルタ・バンドン高速鉄道の11編成目の高速EMU(電気複数ユニット)が26日、青島港で無事に船積みを終え、海上輸送でインドネシアに向けて出発しました。これはジャカルタ・バンドン高速鉄道事業向けに出荷される列車としては最後のもので、中国からインドネシアに輸出される高速列車の1期目の出荷がすべて完了しました。

 ジャカルタ・バンドン高速鉄道は中国高速鉄道が初めて全産業チェーンを海外で建設するプロジェクトです。ジャカルタ・バンドン高速鉄道は中国国家鉄路集団(国鉄集団)傘下の中国鉄路国際有限公司が主体となり、世界最大の鉄道車両メーカーである中国中車(CRRC)傘下の四方機車車両股份有限公司(略称:中車四方)が設計・製造したもので、中国が初めて国外に輸出する高速鉄道列車です。ジャカルタ・バンドン高速鉄道プロジェクトの列車には、11編成の高速列車と1編成の総合検査列車が含まれ、それぞれ旅客運行と総合検査を担当します。2022年8月以降、順次インドネシアに向けて輸送されており、今回出荷された高速列車3編成が最後となります。インドネシアには5月中旬に到着する予定です。 

 ジャカルタ・バンドン高速鉄道の開通はジャカルタとバンドン間に新たな高速交通手段を提供することとなり、移動時間は現在の3時間余りから40分に短縮されます。(非、坂下)

ラジオ番組
KANKAN特集