中国、全国が連動した不動産の統一登記を実現

　中国自然資源部は25日、全国が連動した統一不動産登記が全面的に実現したと発表しました。

　全国自然資源と不動産権利確定登記業務会議が25日に開催されました。会議によりますと、今年は中国不動産統一登記改革の実施から10周年に当たり、中国ではこの10年間に累計7億9000万件以上の不動産権利証が発行されました。現在、中国では不動産統一登記制度が全面的に確立され、実施されています。

　また、会議では自然資源の統一的権利確定登記制度の実施を積極的に推進し、河川、森林、山地、草原などの自然資源の権利確定と登録も行い、不動産統一登記サービス能力レベルを着実に向上させ、一般登記及び抵当権設定登記を5営業日以内に完了させるとしています。 

　2013年に「国務院機構改革及び機能転換計画」が不動産統一登記制度の確立を明確に打ち出してから10年が経過しました。2017年末までに、新中国初の不動産統一登記が全面的に実現し、その後の5年間でサービスの利便性は絶えず向上し、不動産の統一登記による財産権の保護、取引と生態安全の保障、国民の利便性と利益の向上の効果がますます顕著になっています。（雲、坂下）