中国公安部 米司法省や連邦捜査局に抗議

　中国公安部の報道官によれば、公安部の関係責任者は26日、米司法省が最近、悪意に基づいて、いわゆる「国境を越えた弾圧」をでっち上げ、また、証拠を捏造（ねつぞう）して中国人警察官など中国政府関係者40人を起訴したことに対して、米司法省や連邦捜査局の北京駐在代表に厳正な申し入れを行い、強く抗議しました。

　公安部は、米国側がいわゆる「国境を越えた弾圧」を悪意に基づいてでっち上げることや、米国の法執行部門が刑事事件を見せかけて政治的にもてあそぶこと、法執行の名を借りて米政府の中国に対する中傷に協力することに断固反対します。米国の法執行部門は自らを公正で独立しており、政治には関与しないと称していますが、今回は3件の刑事事件を続けざまにでっち上げて起訴を行い、有罪の結論をあらかじめ設定して、中国人の合法的権利を甚だしく脅かしたことで、法律を武器化したり政治化したりする陰険な本質を露呈しました。米国の法執行部門の行動は、基本的な事実や法治精神などに背いています。中国はこれに強い不満を表し、米国側に政治的にもてあそぶことと司法による迫害を直ちにやめるよう要求します。（任春生、鈴木）