世界初の9万3000立方メートルLNG船が26日に引き渡し

2023-04-25 15:43:02  CRI

 中国船舶集団傘下の江南造船が研究開発・設計・建造した世界初の、タンク容量9万3000立方メートルの大型液化天然ガス(LNG)船が25日、上海で命名され、26日に船主に引き渡されます。

 この船は、シンガポールのPETREDEC社が発注したもので、この船型の船としては最初に建造されたものとなります。同船は現在、LNG船としては世界最大であると共に、江南造船が独自に開発・設計した第4世代のLNG船でもあります。全長は230メートル、型幅36.6メートル、最大速力16.5ノットです。デュアルフューエルエンジンを使用し、航続距離は2万3000カイリで、燃費とガス消費水準は国際水準をリードするものであり、国際海事機関(IMO)が要求する最新の排出基準を満たしています。

 超大型LNG船は現在の世界造船市場におけるハイテク・高難度・高付加価値船型で、江南造船は10年以上をかけて難題に取り組み、研究開発・設計・建造の各段階で絶え間ない革新を実現してきました。江南造船は超大型LNG船シリーズのブランド名に国宝のパンダ(Panda)を用いており、同シリーズは江南造船の代表的な船型となっています。2012年以降、江南造船が受注した超大型LNG船は9万3000立方メートル級船型14隻を含めて累計52隻で、この分野における江南造船の世界シェアは既に24.7%に達し、手持ち受注量は世界一となっています。(怡康、坂下)

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