外交部の孫衛東副部長 台湾問題に関する韓国指導者の誤った発言について駐中国韓国大使に厳正な交渉申し入れ

2023-04-23 13:51:54  CRI

 外交部の孫衛東副部長が20日、韓国指導者の台湾問題に関する誤った発言について鄭在浩駐中国大使に厳正な交渉を申し入れました。外交部が公式サイトで明らかにしました。

 孫副部長は、「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が先日のインタビューで、台湾海峡情勢の緊張は、力をもって一方的に現状を変えようとしていることが原因だと述べ、国際社会とともに、力ずくで現状を変えることに断固反対するとの韓国側の姿勢を示し、また、台湾問題は単なる中国と台湾間の問題ではなく、朝鮮問題のように地域レベルを超えた世界的な問題だとの考えを示した。これらの発言は全く受け入れられないものであり、中国は重大な懸念と強い不満を表明する」と述べました。

 孫副部長はまた、「世界に中国は一つだけであり、台湾は中国領土の不可分の一部だ。台湾問題は純粋に中国の内政であり、中国の核心的利益の中の核心である。台湾問題を解決することは中国人自身の問題であり、いかなる勢力の介入による干渉も決して許されない。台湾海峡情勢の緊張の根本的な原因は、台湾島内の『台湾独立』分子が海外勢力の支持と容認の下で分裂活動を行っていることにある。韓国の指導者は、「一つの中国」の原則について一言も言及せず、台湾問題を朝鮮半島問題と同列に論じていえる。朝鮮も韓国も国連に加盟している主権国家だ。朝鮮半島問題は台湾問題とは性質や経緯が全く異なり、比較にならないことは周知の事実である」としたうえで、韓国に対し、中韓国交樹立共同コミュニケの精神を確実に順守し、「一つの中国」の原則を厳守し、台湾問題に関して慎重な言動を求めました。

 これを受けて、鄭在浩(チョン・ジェホ)駐中国大使は、「韓国は一貫して『一つの中国』の原則を尊重し、この立場に変わりはない」と示しました。(Mou、MI)

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