北京
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(WBO世界ヘビー級暫定王座を獲得した張志磊)
このほどロンドンで行われた世界ボクシング機構(WBO)ヘビー級暫定王座タイトルマッチで、挑戦者である中国人ボクサーの張志磊(39)が暫定王者だった英国のジョー・ジョイス(37)を6回TKOで破り、王座を獲得しました。
張は、世界プロボクシング主要4団体であるWBA、WBC、WBO、IBFでの初のアジア系ヘビー級暫定王者になりました。また、張はWBA、WBO、IBFの3団体の世界ヘビー級王者であるウクライナのオレクサンドル・ウシク(36)に挑戦する意欲を示しました。
1983年生まれの張志磊は身長198センチで、両腕を広げた長さは210センチあります。2008年の北京五輪スーパーヘビー級で銀メダルを獲得し、2014年に米国でプロデビューしました。2021年11月にはWBOでの最重量級のヘビー級で9位にランクされ、米プロボクシング界で活躍している唯一の中国人重量級選手です。
米国で訓練と生活を続けている張は非常に自律的であり、大変な努力を続けています。毎朝6時半には起きて朝のトレーニングを始め、さらに1時間半のジョギングを経て正午ごろからジムで2時間から2時間半のボクシングの訓練をして、午後6時ごろからは身体能力を向上させる訓練を2時間半も続けます。
39歳という年齢については「単なる数字だ」と淡々と語り、「自分が進む道はまだまだ長い。次はWBO世界王者への挑戦だ」と抱負を語りました。(Lin、鈴木)