「中国式現代化の新たな成果で世界の発展に新たなチャンスを提供」＝外交部

　外交部の汪文斌報道官は21日の定例記者会見で、「中国は各国と共に、中国式現代化の新たな成果によって世界の発展に新たなチャンスを提供するよう努力し、人類が現代化の道とより良い社会制度を模索するための新たな後押しを提供し、人類運命共同体の構築を推進していきたい」と述べました。

　上海で同日、「中国式現代化と世界」藍庁フォーラムが開幕し、習近平国家主席が祝賀の書簡を送りました。国内外の著名な政府要人、元政府要人、専門家・学者、ビジネス界の代表および外国の駐中国使節、国際機関の駐中国代表、国際メディアの代表など300人以上が上海に一堂に会し、「中国式現代化と世界」というテーマをめぐって交流を深めました。

　汪報道官は、「習主席は祝辞の中で、現代化の実現は中国国民が近代以来たゆまず追い求めてきたものであり、世界各国国民が共通して追い求めているものでもある。現代化に向かうには、現代化の一般的な法則に従うだけでなく、自国の実情に合致し、自国の特色を持ったものでなければならない。中国共産党は全国各民族国民を団結させ率い、長期にわたる困難な模索を経て中国の国情に合致した発展の道を見いだし、今まさに中国式現代化によって総力を挙げて強国建設、民族復興を推進している。中国は各国と共に、中国式現代化の新たな成果によって世界の発展に新たなチャンスを提供するよう努力し、人類が現代化の道とより良い社会制度を模索するための新たな後押しを提供し、人類運命共同体の構築を推進していきたい」と強調しました。

　汪報道官はさらに、「中国式現代化は中国共産党第20回全国代表大会の重大な理論的革新であり、中国の道のりの成功の秘訣を秘め、各国国民が求める利益の最大公約数を含んでおり、国際社会から高い関心を集めている」と話しました。

　汪報道官は「藍庁フォーラムが北京以外の場所で開催されるのは今回が初めてで、特別な意義がある。上海は中国の百年の変迁と中国と世界の関係の大きな変化を目の当たりにしてきた都市であり、世界に対する中国式現代化の意義を交換し討論する上で理想的な場所である。上海でこのフォーラムを開催することは、地方の質の高い発展とハイレベルな対外開放に資する外交のもう一つの取り組みであり、この世界レベルの国際フォーラムが上海と世界がより緊密化する架け橋になると信じている」と語りました。（ミン・イヒョウ、坂下）