重さ2940トンの高速鉄道大橋、回転工事完了

2023-04-20 14:27:17  CRI

回転工事中の荊門特大橋の連続梁

回転工事完了の荊門特大橋の連続梁

 中国東部の上海市と西部の重慶市・成都市を結ぶ滬(上海)渝(重慶)蓉(成都)高速鉄道が焦柳鉄道(河南省焦作市と広西チワン族自治区柳州市を結ぶ)をまたぐための荊門特大橋の連続梁は18日午後、回転架設工事が行われました。重さ2940トンに達する連続梁は、自動連続運転が可能な500トンジャッキ2セットにより、反時計回りに52度回転し、焦柳鉄道の上に順調に架かりました。

 荊門特大橋は全長644.38メートル、うち焦柳鉄道にまたがる連続梁の全長は97.5メートルです。連続梁の回転架設工事が順調に行われたため、2030年までに開通する予定の滬渝蓉高速鉄道工事の完成に時間を稼ぎました。

 焦柳鉄道は中国の華北、華中、華南地区(中国中部の主要な地域)を貫く鉄道輸送の重要なルートであり、客貨輸送の量が大きく、5分に1本の列車が通過しています。焦柳鉄道の日常運営に影響を与えないために、荊門特大橋の建設工事を担当した中鉄11局グループは重さ2940トンの連続梁を、自動連続運転が可能な500トンジャッキ2セットを使って引っ張り、45分間の回転を経て、反時計回りに52度回転させ、焦柳鉄道の上をまたがせました。これは、滬渝蓉高速鉄道の敷設工事では初の橋梁回転工事となります。

 滬渝蓉高速鉄道は上海、江蘇、安徽、湖北、重慶、四川の6省直轄市を経由し、路線の総延長は約2100キロ、全線の設計時速は350キロに達します。(Mou、野谷)

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