世界で最も裕福な都市 ニューヨークが首位を維持 東京は2位

2023-04-20 15:22:59  CRI

 国際的な投資移住会社ヘンリー&パートナーズと世界的なウェルスインテリジェンス会社ニュー・ワールド・ウェルスが18日に発表した「世界で最も裕福な都市ランキング2023」によると、昨年の富裕層(投資可能な資産が100万ドルを超える人)居住者数が約34万人のニューヨークが1位の座を維持しました。2位から10位は東京、サンフランシスコのベイエリア、ロンドン、シンガポール、ロサンゼルス、香港、北京、上海、シドニーです。トップ10の中では、米国と中国がそれぞれ3都市を占めており、欧州からはロンドンが唯一ランクインしました。


米ニューヨーク市マンハッタン

 また、2012年~2022年の期間で見ると、世界で最も裕福な都市トップ10の内、富裕層の居住者が増加した都市は7都市でした。4割増で34万人になったニューヨークの他、北京は70%増の12万8200人、上海は72%増の12万7200人に上りました。一方、東京は5%減の29万300人、ロンドンは15%減の25万8000人、香港は27%減の12万9500人と順位を下げています。

 10年前に1位だった東京は今回2位に下がり、長年世界で最も裕福な都市とされていたロンドンは4位に、世界で最もビジネスがしやすい都市として認められ、富裕層の移住先としても人気の高いシンガポールは5位でした。

 ランキング入りした97都市の内、富裕層の増加率が最も高いのは中国の観光都市・杭州で、過去10年で105%増となりました。米オースティンが102%増で、それに続いています。一方、モスクワは44%減で最下位でした。(鵬、坂下)

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