溺れたお年寄りを救った大学生3人　修士試験に無事合格

信陽農林学院動物科技学院の大学生3人が協力して溺れたお年寄りを救助 

　中国東北部ハルビン市の洪水防止記念塔の河川敷付近で4日、お年寄り1人が溺れるということがありました。初春で水面の氷が解け始め、その上に立つのは難しい中、大学生3人がためらわずに協力し合ってお年寄りを救助し、無事に岸まで運びました。3人は、お年寄りの安全を確認すると、静かに立ち去りました。 

　大学生がお年寄りを救助する映像がインターネット上に投稿され、それを多くのメディアが転送し、3人の「英雄」を探しました。その結果、3人は、河南省の信陽農林学院動物科技学院の大学4年生、姚燁城さん、胡豪杰さん、黄守孝さんであることが判明しました。3人は修士試験を受けるためハルビンに来ていました。 

　3人とも修士試験に合格したという朗報が18日に伝えられました。中国では、就学や就職のための試験に合格することを「上岸（岸に上がる）」ともいいます。3人は、お年寄りを岸に救出したように、試験でも無事「上岸」でき、姚さんと胡さんは東北農業大学、黄さんは福建農林大学の大学院にそれぞれ進学することが決まりました。3人は普段から品格と学力を兼ね備えた学生で、それぞれの志望校に合格しました。 

　多くのネットユーザーが、3人の行動を高く評価し、明るい未来を祈りました。（怡康、柳川）