「東京」にタイムスリップ!中国の古都・洛陽に漢服姿の観光客が押し寄せてくる

2023-04-19 13:14:20  CRI

 中国中部河南省にある古都・洛陽ではこのほど、漢服(漢民族の伝統的な衣装)ショーが行われ、多くの観光客も漢服を着て観光地を訪れています。その様子は多くのネットユーザーの注目を集め、ネット上で議論を呼んでいます。

△牡丹を楽しむ漢服愛好家

 洛陽は現在、牡丹が満開で、全国各地から多くの観光客を引きつけています。また、洛陽の多くの観光地は漢服着用者向けに入場無料キャンペーンなどを実施しています。大勢の漢服愛好家は、きれいな漢服を身にまとって各観光地や洛陽の街を散策しています。漢服を持っていない人々でさえ、この雰囲気に押されて、漢服レンタル専門店で漢服をレンタルし、メークもしてもらい、古都・洛陽で写真撮影を楽しんでいます。

 地下鉄やバス、観光地など、至る所でさまざまなスタイルの漢服を着ている人々が見かけられ、一瞬、隋・唐の時代など中国の古代を彷彿(ほうふつ)とさせます。写真や動画を見たネットユーザーからは、「漢服を着なくても洛陽に入ることはできるのか」「今の服装で洛陽を歩けば雰囲気に合わない気がする」「いいね。『東京』にタイムスリップしたような気がする」などのコメントが寄せられています。

 洛陽はかつて夏、殷、周、隋、唐など13の時代の都で、唐の天宝年間(742~756年)には「東京」と呼ばれていました。洛陽はまた、牡丹で有名です。牡丹は中国の国花として愛され、多くの品種と色があります。毎年3月から洛陽のあちこちで牡丹が次々と咲き誇り、毎年の観光シーズンとなっています。(ZHL、野谷)


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