中国 ソフトウェア産業の規模は年平均16%成長=工業情報化部

2023-04-19 14:00:20  CRI

 工業情報化部の責任者は18日に開幕した中国国際ソフトウェア発展大会の席上、「2012年以降、中国のソフトウェア産業は急速な発展を遂げており、コア技術の面で継続的なブレイクスルーを果たし、産業規模は年平均16%の成長を遂げている」と述べました。

 工業情報化部の統計によりますと、2022年の中国ソフトウェア業務の収入は前年同期より11.2%増えて10兆元(約195兆円)を超え、国内総生産(GDP)の成長率を8.2ポイント上回っています。今年1~2月のソフトウェア製品の収入は3379億元(約6兆6000億円)です。その内、工業用ソフトウェア製品の収入は前年同期比13.6%増の390億元(約7618億円)でした。

 中国科学院の銭徳沛院士(アカデミー会員)は、「産業用ソフトウェアは急激な発展段階を迎えており、数年連続で業界全体の成長率を上回っている。特にインダストリアルインターネットなど新型の情報インフラの構築と応用は、デジタル経済のコア産業として成長しただけでなく、集積回路、産業用ソフトウェア産業の質の高い発展を促すと共に、より多くの新たな業態と新たなモデルを育んでいる」と述べました。

 工業情報化部は、「今後、コアソフトウェアに関わる難題の解決と活用をスピードアップし、要となるコア技術の難題を粘り強く解決し、主要ソフトウェア製品とサービスの供給能力を高め、産業チェーンとサプライチェーンの強靭性と安全レベルを全面的に高めていく。また、基幹産業分野に焦点を当て、重要ソフトウェアの活用をさらに促進していく」としています。(殷、坂下)

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