秦外交部長、イスラエル外相と電話会談

2023-04-18 10:30:19  CRI

 秦剛国務委員兼外交部長は17日、イスラエルのコーヘン外相と電話会談を行いました。 

 秦外交部長は、緊張するイスラエルとパレスチナの情勢に懸念を示した上で、「当面の差し迫った課題は、情勢をコントロールすることと、衝突が激化し、さらには制御不能な状態になるのを防ぐことだ。各当事者は冷静と自制を保ち、過激で挑発的な言動を制止すべきだ。根本的な活路は、和平交渉を再開し、『二国家解決案』を実行に移すことだ。中国は、イスラエルとパレスチナ双方が政治的勇気を出し、和平交渉再開への一歩を踏み出すことを望み、そのために便宜を提供していきたい」と述べました。さらに「この問題において中国はいかなる私利も図らず、イスラエルとパレスチナ双方が平和共存し、地域の平和と安定を守ることを望むばかりだ」とも強調しました。 

 コーヘン外相は「イスラエルは情勢の沈静化に取り組んでいるものの、この問題は短期的に解決し難い。イスラエルは中国の影響力を重視し、イラン核問題に高い関心を寄せており、中国が積極的な役割を果たすことを期待している」と述べました。 

 秦外交部長は「サウジアラビアとイランはこのほど対話を通じて国交を回復し、対話によって意見の食い違いを解消する手本を示した。各当事者がこの有利なタイミングをつかみ、対話と和解を促し、イラン核問題に関する最終合意(包括的共同作業計画)を実行に移し、中東地域の平和と安定を守るよう望む」と期待を示しました。(ZHL、柳川) 

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