中国の白鶴灘ダム、長さ36.74メートルのボーリングコアを採取

2023-04-17 11:15:59  CRI

 中国の長江上流部に建設された巨大な水力発電所「白鶴灘ダム」で、このほど長さ36.74メートルのボーリングコアの抜き出しに成功しました。2019年に長さ25.7メートル、2022年に34.86メートルのボーリングコアを採取したのに続き、ダムから採取したボーリングコアの長さの世界記録を3回目に更新しました。

 △ボーリングコアの採取

 コンクリートのコアボーリングは、硬化コンクリートの劣化を検査するための重要な工法で、コアの長さはダムを建設する際に流し込んだコンクリートのリーンマネジメントの成果が問われる重要な指標です。白鶴灘ダムは高さ289メートルで、流し込まれたコンクリートは803万立方メートルに達しています。今回の試料はダム堤頂の高さ833.5メートルから高さ796.75メートル地点までの部分から抜き出したもので、直径は245ミリです。試料の表面は滑らかで、緻密な構造となっています。

 白鶴灘ダムは三峡ダムに次ぐ世界第2位の水力発電所で、年間平均発電量は624億4300万キロワット時に達し、約7500万人の1年間の電力需要を満たすことができます。(ZHL、坂下)


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