北京
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中国商務部は12日、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が6月2日にフィリピンに対して正式に発効することを明らかにしました。これで、RCEPは加盟15カ国で完全発効することになり、世界最大の自由貿易圏は完全実施の新たな局面を迎えます。
中国はフィリピンにとって最大の貿易相手国であり、第3位の輸出市場です。RCEPがフィリピンで発効した後、フィリピンは物品貿易分野において、ACFTA(中国・ASEAN自由貿易協定)に加え、中国製の自動車と自動車部品、一部のプラスチック製品、繊維アパレル、エアコン・洗濯機に対するゼロ関税を新たに実施することになります。
RCEPの完全発効は、中国とRCEP加盟国間の貿易規模と投資規模の拡大、地域的産業チェーンとサプライチェーンの統合と強化、世界経済の長期的繁栄を促進することにつながります。
ASEANのカオ・キム・ホルン事務総長
ASEANのカオ・キム・ホルン事務総長(カンボジア)は「RCEPは世界最大の自由貿易圏の実現を果たした協定である。われわれは地域市場の形成をさらに促進し、産業チェーンとサプライチェーンの安定性を強化するために、通関の円滑化や技術基準の調和など、多くの関連作業に取り組んでいる」と話しました。(ミン・イヒョウ、野谷)