北京
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海南省海口市で開催中の中国国際消費品博覧会(消費博)では、日本の多くの有名ブランドの新商品が相次いで発表され、多くの消費者の注目を集めました。カシオ、資生堂、キリンなどの大手企業は、それぞれ独立した展示エリアを設け、各社の企業イメージをアピールしながら、新商品を積極的にプロモーションしています。
カシオの新商品発表会
「絶対に壊れない時計」として知られるカシオ傘下の「G-SHOCK(ジーショック)」はブランド誕生40周年に合わせ、今回の博覧会で腕時計の新製品を数多く発表しました。スポーツシリーズの腕時計は心拍数のモニタリング、血圧測定、呼吸トレーニングなどの機能も搭載されており、プロのアスリートや「マニア」に人気の製品となっています。
資生堂展示エリアの来場者
資生堂は、消費博に3回連続で出展しており、博覧会のプラットフォームとしての影響力を活用し、「詰め替え」ができる商品をプッシュして「グリーン消費」を提唱し、持続可能な発展というコンセプトを強調しています。資生堂グループのトラベルリテールの売上高は、前年比15.3%増となっています。
キリンビールを飲む来場者
キリンはビール事業を主力として打ち出し、季節感のあるビール「桜シリーズ」のイベントを行い、消費者に日本と同じ品質と味わいのビールを提供しています。同社の販売マネージャーによると、新型コロナ禍の3年間でも、全国販売量は200%増加したということです。
カシオ(中国)貿易有限公司研修課の秦軼課長
3年目の開催となった消費博は、すでに世界のブランド企業にとって展示と取引プラットフォームの重要な場となり、中国市場の高い消費力を示しています。カシオの秦軼(キン・イツ)課長は、「中国の対外政策は非常に明確であり、中国の経済発展の将来については楽観的な見方をしている」と語り、「今後は、中国の伝統的な要素を組み合わせた製品を開発し、中国市場により溶け込んでいくつもりだ」と語りました。(張、MN)
日本ブランド展示エリア