「一生車椅子宣告」の少女が自転車にも乗れるように 中国

2023-04-12 13:09:50  CRI

 中国中部の湖南省湘潭市に住む少女・王芸曈ちゃんは間もなく9歳になります。3年前にダンスの練習をしていたところ、不幸にも脊髄を損傷して立てなくなり、へそから下が動かなくなりました。医師からは一生車椅子が必要かもしれないと診断されましたが、家族に支えられてリハビリを続けた結果、負けず嫌いの芸曈ちゃんが奇跡的に立ち上がりました。今では歩けるようになっただけでなく、自転車にも乗れるようになりました。 

 自転車に乗る王芸曈ちゃん 

 芸曈ちゃんは、リハビリを始めた頃は足を上げたり曲げたりするだけで痛みに耐えられず、泣き叫んでいました。心を痛めた母親が「やめようか」と言うと、「だめ!今足に力が入らないだけで、一生立ち上がれないはずがない」と言い張りました。そして1カ月のリハビリを経て奇跡的に立ち上がれるようになりました。家族は感激して、希望の光が徐々に見えてきました。医師も「これほど短期間でここまで回復できたのは奇跡だ」と驚いていました。  

 芸曈ちゃんの父親によりますと、1年余り前に芸曈ちゃんに自転車の練習を初めさせました。数え切れないほど転んだ後、昨年5月のある日についに一人で乗れるようになりました。最初はふらふらしていましたが、だんだん上手に乗れるようになりました。 

 芸曈ちゃんの父親は2日、芸曈ちゃんが自転車に乗る様子を映した動画をSNSに投稿し、「一生車椅子と診断された女の子が、まだ完璧ではないものの、風のように自由だ」とのコメントを添えました。(閣、柳川) 

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