第15回中日高級事務レベル海洋協議8項目で意見一致

2023-04-11 15:47:48  CRI

 第15回中日高級事務レベル海洋協議が10日、東京で行われました。

 双方は全体会議および海上防衛、海上法執行と海上安全、海洋経済の三つの作業部会会議を行い、両国間の海洋関連の問題について包括的で踏み込んだ意見交換を行いました。双方は、東海を平和、協力、友好の海にするために、新時代の要求に合致した中日関係構築の推進に積極的に努力することで一致しました。

 中国側は、東海、釣魚島、南海、台湾海峡などの問題における日本側の最近のネガティブな動きについて厳正な立場を表明すると共に、中国の領土主権の侵害、中国の海洋権益の侵害および情勢の複雑化につながる一切の言動を停止し、台湾問題に介入しないよう日本側に求めました。中国側はまた、日本の放射能汚染水の海洋放出計画に改めて懸念を示し、国際社会の正当かつ合理的な懸念を真摯に受け止め、海洋環境と人類の健康に責任を持ち、公開、透明かつ科学的で安全な方法により適切に処理するよう日本側に促しました。

 双方はまた、海空連絡メカニズムの直通電話、中国海警局と日本海上保安庁の対話協力の強化、海上の捜索・救助、年内に中国で第16回協議を行うことなどで合意しました。(Mou、坂下)

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