超深水大型ガス田「深海1号」 台風でも遠隔制御生産が可能

2023-04-11 13:47:43  CRI

 中国最大の海上石油・天然ガス開発会社の中国海洋石油集団有限公司(中国海油/ CNOOC)は10日、超深水大型ガス田「深海1号」が遠隔操作による生産改造と調整作業を完了し、台風の中でも休業せずに、安全で安定した生産能力を備えるようになり、世界初の遠隔操作生産能力を持つ超大型深水半潜水式石油生産・貯蔵プラットフォームとなったと発表しました。

 中国海油海南支社の劉小剛社長によると、「深海1号」大型ガス田は海南島南東部の海域に位置し、最大作業水深は1500メートルを超え、中国が自主設計して建設した世界初の10万トン級深水半潜水式生産貯蔵プラットフォームである「深海1号」エネルギーステーションを運営し、ガスの年間生産量は30億立方メートルに達します。ガス田は2021年6月に操業を開始してから現在までに生産量が累計45億立方メートルを超え、完全な超深水ガス田の運行維持技術体系を自主的に構築し、超深水ガス田の生産運営の難題を解決し、超深水ガス田の操業開始後に迅速にフル稼働を実現し、安定して高い生産量を維持する開発の好事例を作り上げました。

 「深海1号」は遠隔制御生産能力を備えた後、台風期間中も石油・ガスの採掘設備の稼働を維持することができます。これまで深水半潜水式プラットフォームが台風の期間に遠隔制御生産を実現した成功例は世界になかったということです。(Mou、野谷)

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