外交部 仏大統領の訪中成果を紹介

　外交部の汪文斌報道官は10日の定例記者会見で、フランスのマクロン大統領の中国訪問の成果について紹介しました。

　汪報道官は、「今回の訪問は、中国の対外交流が全面的に再開し、全国人民代表大会と中国人民政治協商会議全国委員会の年次総会が開催されてから初となる欧州の国家元首による中国訪問である。訪問期間中、中仏両国のトップは、北京と広州の2都市で友好的で踏み込んだ、質の高い交流を行い、一連の戦略的な合意を得た。二国間協力や中国・欧州協力、そして世界レベルでの協力における中仏のあるべき方向を指し示し、その青写真を描いた」と紹介しました。

　さらに汪報道官は、「中仏両国は、全面的な戦略パートナーシップを深め、各レベルでの交流を全面的に再開し、各分野における互恵協力を活性化することで合意した。また、互いの多国間主義に関する理念やイニシアチブを支持し合い、気候変動、生物多様性、食糧安全保障などのグローバルな課題に共に対処し、グローバルガバナンスを共に健全化することを確認した。ウクライナ問題については、引き続きコミュニケーションを強化し、危機の解決に向けて建設的な役割を果たしていくことで一致した」と述べました。（鵬、MN）