外交部 蔡英文氏の米国「トランジット訪問」について発言

2023-04-06 13:12:15  CRI

 外交部の報道官は6日、蔡英文氏の米国「トランジット訪問」について発言しました。

 報道官は、米国側の当局関係者や連邦議会議員が蔡英文氏と接触し、蔡氏が「台湾独立」の分裂を目的とする発言をするための場を提供したと指摘した上で、「その実質は、米台が相互に結託し、『トランジット』を看板にして『台湾独立』の分裂勢力が米国で政治活動に従事し、米台の公式往来を展開し、米台の実質的な関係を引き上げることを容認したものだ。これは『一つの中国』の原則と中米間の三つの共同コミュニケの規定を甚だしく損ねたものであり、中国の主権と領土保全を甚だしく毀損し、『台湾独立』を図る勢力に誤ったシグナルを送ったことになる。中国は断固反対し、強く非難する」と述べました。

 報道官はまた、蔡氏が就任以来、「一つの中国」の原則を体現する「九二共識(92年コンセンサス)」を認めず、「台湾独立」を図るさまざまな言動を放任、支持、促進したことで、両岸関係は深刻な困難に陥ったと指摘しました。

 報道官はさらに、「台湾問題は中国の核心的利益中の核心であり、中米関係において越えてはならないレッドラインの筆頭だ。米国側が『一つの中国』の原則と中米間の三つの共同コミュニケの規定を厳守し、米指導者による『台湾独立』『二つの中国』あるいは『一つの中国に一つの台湾』を支持しないとする約束を行動に移し、いかなる形式の米台の公式往来をも直ちに停止し、米台の実質的な関係の引き上げを止め、台湾海峡の緊張要因を作り出して『台湾をもって中国を制する』ことを停止し、危険を増大させる誤った道を進み続けないよう改めて促す」と強調しました。(雲、鈴木)

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